3ヶ月目
カワイのグランドを搬入してから
約3カ月。
二回目の調律点検に、横山さんに来ていただきました。
日本人のピアノ、音楽についてよく話しをするのだけど、西洋の音楽を勉強していることを忘れないように。
言語の違い、特に子音がリズムをつくる。
私は実家住まいだった頃、よくオペラのアリアの伴奏の仕事をいだだいていました。
歌手とピッタリ合わせるには、イタリア語の歌詞
子音を聴き逃さないこと
でした。
音楽は小節線拍の頭が強い、エネルギーがあると、理論上は言えるのだけど、その前に出る子音を意識しないといけない。
このことは、ピアノのタッチにつながってきます。音色とはピアノの打鍵スピードによって変わるからです。
日本語との違いを理解しないと、エネルギーは下へ下へ、能のように「静と動」の世界になってしまいます。
リズムは強いと弱いの組み合わせでないのです。生きたリズムは上へ上へと延び上がって行きます。
半日かけて調整していただき、まろやかで整った響きになりました。
横山さんいわく「一音一音を全て喉を開いて歌うようにしてるだけ」と。
全てを整えて飛びださないようにすると、頭打ちで響かなくなるのだと🙅
良い音で鳴っていると、いつまででも弾いていたくなります🙌🎶
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